外国人のためのイタリア語

ジェノヴァは自然の豊かなリグーリア州の県庁所在地です。リグーリアは花のリヴィエラ海岸、パラディーゾ湾、ティグーリオ湾、チンクエテッレ他、外国人に愛される名所があります。そのなかで、ジェノヴァは歴史的、芸術的にそして風景的にも興味深い町です。

町には主要なアートギャラリー、数々の宮殿や主要な通り、有名な教会は デ・フェラーリ広場から半径数百メートル内に分散しています。この広場から“カルッジ”と呼ばれる路地を通って旧市街区や水族館のあるポルトアンティ-コにもたどり着くことができます。

学校

学校は小さいですが、居心地のいい環境にあり、メインストリートに面しているので通うにも便利です。ここはただ勉強の場所だけでなく、多国籍の学生の出会う場所でもあります。一般授業の他に課外活動として、ハイキング、美術館めぐり、劇鑑賞、音楽鑑賞の他、イタリア文学、美術史、音楽、料理などの講習もあります。クラスは最高で8人の少人数制で最初の面談とテスト、生徒の語学のレベルによって振り分けられます。

学習方法

気さくで前進的、集中できる授業を私たちはこころがけています。語学アプローチは初めの授業から最後まで実質的に、言葉の基本的構造に重点をおき、基礎を固めることとそれを使いこなせるようにと取り組んでいます。語学にさらに近づけるよう、文章構成、文法を交えたうえで日常でよく見かける状況をテキストに織り込んでいるほか、クラスごとに話題を設けて、より実用的な授業を目指しています。4つのコミュニケーション方法(話す、聞く、読む、書く)は授業の会話によりむらなく調整されます。たくさんの国からの生徒の中でのクラスで唯一の共通の言葉をイタリア語に持ってくることで、早く、間違いなしにイタリア語が習得できることでしょう。

コース

生徒のレベルにより6つのコースに分かれます。1コースは30時間レッスンでコースが終わるごとに生徒は先に進めるかどうか、筆記と口答の試験を受けます。基礎クラスは生き残りクラス、今までにイタリア語に関わったことの全くないひとが日常生活をどうにかやっていけるまでのコース、次の中間クラスは生徒が日常におこる様々な状況において立ちはだかる問題に取り組めるレベル、アドヴァンスコースは文法とより複雑な文章構造への取り組み、そのあとの上級者2コースではさらに徹底した文章の読解と作成(手紙の作成、履歴書、テキストの読解、文法分析など)、前置詞の使い方の徹底、慣用句を用いた表現を勉強します。そして会話においては正しい尊敬語(3人称)の使い方の徹底、より変化に富む同意語の活用することに重点をおきます。生徒はここまで来ると、イタリア語を意のままにあやつれると感じることでしょう。そして、微妙なニュアンスまでわかるようになっているはずです。最上級クラスではCILS(外国人のためのイタリア語検定)をシエナにある外国人大学にて、外部からの試験受験者として受けるための準備をします。その他イタリア語を十分に読み書き、話せる人で、さらに仕事での専門用語の必要な人へのコースがあります。

上級コース以上の生徒にはコース終了後、語学力の認定証、必要においては通学証明も発行します。

出席

10月から6月まで各コースは10週間30時間サイクル、週に2回1時間半毎のレッスンで構成されています。時間を変えていろんな級のコースが一日中行われます。イル.モンドでは夏には2週間集中コース、(月から金まで毎日3時間、計30時間)さらに、ビジネスイタリア語クラス(月から金まで一日2時間計20時間)も用意されています。

レギュラーコースは1クラス最低4人からで、週2回きちんと通うことが不可能な忙しい方には通える日と時間を先生と相談のうえで最低20時間からの個人授業も用意されています。

外国人のためのイタリア語学校

エレオノーラ キヤリーニ教授